Lesson

カヌレと米粉の奥深さ。

2022.02.27

カヌレと米粉の奥深さ。

2月のカヌレとティグレのレッスン、ご参加いただきありがとうございました!

 

 

本当に繊細なお菓子カヌレ。

 

順調に焼けていても、ちょっとの違いでご機嫌を損ねてしまいます。

 

今月のレッスン中に、まさかの、突然、ご機嫌が悪くなってしまいました…

 

今までと同じように焼いてもなぜかうまく焼けない。

中に空洞が出来てべチョッとしてるような、焼いても外がカリッとならない。

挙げ句の果てに型から飛び出して焼き上がったり。

 

温度が悪いのか、生地の作り方が悪いのか、レシピが悪いのか。

何度も焼いてふと気がついたのが、米粉。

同じ種類の物を使っているけど、去年購入したものがなくなり今年購入したものに切り替わったのがちょうどその頃で。

 

とりあえず購入先のお店に行って米粉を買ってきて、粉と水を同量ずつ混ぜて比べてみると…

 

米粉が吸い込む水分量が全然違うではないか!

 

去年の米粉はトロミがある状態なのに、新しく開けた米粉の方はシャバシャバ。

 

これは粉砕方法が変わってなくても、お米そのものや、お米を浸水させる時の水温が時期によって変わるので、同じ種類であって違いが出来てしまうとの事。

 

 

他のお菓子の生地だと触った感じで、「いつもよりべちゃっとしてるな」とかわかりそうですが、カヌレの生地は液体なので全くわかりませんでした。

 

 

とりあえず去年の米粉が手に入り、よし!これで大丈夫!と思いきやまた安定しなくなり。

またまた検証し直して、もう一つ注意点が見つかりました。

そこからは問題なく焼けるようになり一件落着。

 

米粉のお陰で、最後の一つのポイントが見つかりよかったです。

しかしながら、米粉もなかなかの繊細さですね。

そして、カヌレも米粉も奥が深すぎます。

 

 

 

生徒様には温かく見守っていただき本当に感謝です。

ここまでで気づいた点をまたお伝えしたいと思います。

 

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。